冬の結露対策
こんにちは。郡山市のアイビーホームです。
今回は冬の結露対策についてのお話です。
高気密住宅の場合、当社は断熱材(グラスウール)の室内側に気密シートと言われるビニールシートを貼ります。
そうすることで、室内の気密性を高める訳です。
24時間換気システムで建物内の空気を換気している訳ですが、湿気の排出には限界があります。
例えば、石油ファンヒーター(開放型の石油ストーブも含みます)は、目に見えませんが燃焼する時に水蒸気を出しています。
高気密住宅の場合、その湿気は外に出て行くことはありません。
室内にとどまり、それが冷えて結露やカビの原因となります。
エアコンだけで充分暖まるだけの断熱性能も備えていますので、ファンヒーターは使わないでください。
そうは言っても寒さの感じ方は個人差があります。
エアコンだけで足りないと感じるようでしたら、ハロゲンヒーター等の電気で暖まる器具を使用してください。
また、お風呂から出たら、換気扇は長めに回してください。
浴室内の壁の水滴が無くなるぐらいが目安です。
それから、寝室も湿気の発生する元です。
寝ている間の呼吸で湿気が溜まりますので、起きたらドアを開けるようにした方がいいです。
他には、室内干しも原因の一つです。
洗濯物に含まれている水分が蒸発して乾く訳なので、その水分は当然室内に広がっています。
季節柄、中々外には干せないでしょうから、室内干しをした場合は充分に換気をしてください。
換気が難しい、例えば寝ている間とかは、洗面室や浴室に干して換気扇を回したままで洗面室の入口を閉めておくと良いでしょう。
大きな水槽が原因になる場合もあります。
リビングや各部屋に温湿計を置いて、普段から見る習慣をつけてみてください。
適度な湿度の目安は40%~60%程度です。
それよりも高い場合は、下がるまで換気をしてください。
逆に低い場合は乾燥していますので、加湿器を使って構いません。
住宅を長持ちさせる為の一つの工夫です。
特に冬場は注意してみてください。